ドイツに旅行や出張に来て、日本にいる友人や家族に現地から素敵なポストカードなどを送りたい場合がありますよね。メールでも良いけれど、旅先でその風景の写真がついているポストカードを大切な人に送るのは旅の醍醐味でもあります。
そんな時に困ってしまうのが郵便ポスト。ポストカードを書いていざ送ろうとした時、はてドイツのポストって一体どんな色、どんな見た目をしているんだろう?と疑問に思うのではないでしょうか。
今回はドイツのポストはどんな外観をしているのか、国際郵便も入れていいのか、について、またザクセン州では注意したい「赤いポスト」についてもお話します。
ドイツのポストはボディーが黄色でホルンのマークがついている
ドイツのポストの見た目はこちら。大きさはさまざまで、背丈ほどあるものから、壁にとり付けてある小さいものまであります。共通するのは、ボディが黄色で、ホルンのマークが入っている事です。ホルンのマークはドイツの郵便局、”Deutsche Post(ドイチェポスト)”のロゴマークです。かつて乗馬による郵便輸送や郵便馬車が出発したり到着した時にホルンで音を鳴らして知らせていた事がこのマークの由来です。
日本ではポストの色といえば赤ですが、ドイツでは郵便局のポストは黄色ですのでお間違いなく!
取集はだいたい平日は1~3回位で日本ほど多くはありません。日曜日は取集がないところも多いのですが、日曜日でも取集を行っているポストには、収集時間が書いてある四角い枠の中に大きな丸い赤印がついています。
ドイツのポストの設置場所は下記サイトで調べる事ができます。アドレスや地域名、郵便番号を入力すると最寄りの郵便ポストが検索ができます。
ドイツのポストには国際郵便も入れていいの?
投函口が一つしかないドイツのポスト。日本では普通郵便と国際郵便や特殊郵便とで別れている事が多いですよね。国際郵便もいれていいの?それともドイツ国内向けの普通郵便だけ?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
はい、国際郵便も入れて大丈夫です。
郵便局の人の仕分け作業が大変じゃないかな、と思いますが、たぶん分けたところで守らない人が沢山でてきて、どっちみち仕分けなきゃいけなくて意味ないからなのかなーと勝手に考えてます。
赤いポストは郵便局のポストではないので要注意!
とはいえ、ドイツには赤い色をしたポストも存在します。この赤いポストはドレスデンやマイセンなどのザクセン州によく見られます。
しかしこれは、PostModern(ポストモダーン)という民間の郵政会社のポストで、郵便局のポストではありません。PostModernは郵便局とは違う料金体系や大量配送割引などで差別化を図っていて、企業などに使われることが多いようです。
この赤いポストからは郵便局発行のいわゆる普通の切手では送ることができず、PostModern専用の切手が必要です。Postと書いてあるから勘違いしそうになりますよね。
また、PostModernの赤いポストからは国際郵便は送れませんので注意しましょう。