海外のイベント、イースター。キリストの復活を祝う行事で4月の上旬にお祝いします。
ここドイツでも3月あたりからあちこちでイースターのモチーフを見かけるようになります。
イースターのモチーフといえば、うさぎ、そしてなんといってもカラフルに絵付けされたイースターエッグ。
ドイツではこの時期になると、幼稚園や家庭でイースターエッグを作る事が多いんですよ。
よくアクリル絵の具を使う作り方が紹介されていますが家に飾って楽しむ程度なら不要!アクリル絵の具は乾くと水に強くて良いのですが、どのおうちにもある訳じゃないですよね。
水彩絵の具でも十分きれいにイースターエッグの絵付けができますよ!
今回は、子どもと簡単に作れるイースターエッグの作り方についてご紹介しますね!
用意する物
子どもがいる家庭ならおうちに必ずある材料なので、やりたいと思ったらすぐにでもできます。
- 卵(白の方が良いけど茶色いものでも可)
- 竹串
- 粘土
- 絵の具と筆(水彩絵の具でOK。なければフェルトペンでも良い)
- ナイフやフォークなど小さい穴をあけられるもの
卵を洗う
卵の外側をきれいに洗って、水気を拭いておきます。
日本の卵はそうでもないのですが、ドイツの卵は羽毛がついていたり糞がこびりついている事が多いです。産んだそのままパック詰めしました、みたいな。
後ほど口をつけて中身を出す工程があるので、きれいにしておく事が大事です。
卵に日付の印字がされている場合は、洗剤をつけた指で優しくこするようにするととれます。
卵の殻に穴をあける
卵の上と下、それぞれにナイフの先やフォークの先端、キリなどを使って小さい穴をあけます。殻の内側に薄膜があるので、そこも穴が開くようにします。
この程度の穴の大きさでOK!

卵の中身を出す
イースターエッグ作りで避けて通れないのが中身を出す工程。
ここが一番難しいと思われるかもしれませんが、実はこの作り方だと子どもでも簡単にできるんですよ。
卵に開けた穴の上からぴったり口をあて、強く息を吹き込み、中身をもう片方の穴から出します。空気圧で押し出すというわけです。
すると、引っ搔き回したり振ったりしなくてもズルズル―っと楽に中身が出せるんです。かき出さなくていいため穴も小さくて済みますので外見も損ねません。

なんと斬新な方法!と思いませんか?私も当初は思いましたがドイツでは一般的な方法だそうです。
ちなみに卵の丸い方(とがっていない方)から吹き込むと中身が出やすいです。
なかなか出ない場合は少し穴を大きくしてみてください。
うちの子は中身を吹き出すのが大好きで「僕やる僕やるー」っといつも楽しんでやっております。
卵の中身はとっておいてお料理に使いましょう!
卵の中を洗って乾かす
卵の中にはわずかに卵液が残っていますので穴から水を入れてシャカシャカふって内側を洗います。
その後、水が出やすいよう穴を下に向けて置き、乾かします。
竹串を通して固定
竹串を卵の殻の穴に通して上下を粘土で固定します。竹串の先が少し出るように穴に刺し、根本を粘土で固定し先端も覆います。
竹串を刺すことで、手を汚さずに絵付けができます!


好きな色に塗ります

いよいよイースターエッグ作りのメイン工程!絵の具で絵付けをします。
(絵の具がなければカラーのフェルトペンでも十分きれいに絵を描く事ができます。)
絵の具はなるべく少ない水で濃く溶くのがきれいに発色するポイント。

思い思いの模様を描きましょう。子どもが描くイースターエッグの模様はとても個性的で色使いも面白く、いつも驚かされます。
あとは絵の具が乾燥するまで待てば完成!
イースターエッグ完成!
そのままグラスなどに立ててイースターエッグの花束のように飾ってもいいですし、竹串と粘土をはずして卵だけ飾ってもいいですね。
藁風のクッション材を敷いたカゴの中に入れると鳥の巣みたいでとてもかわいいですよ!


イースターエッグ作りは子どもと一緒に楽しい時間が過ごせますし、イースターという季節の行事に積極的に参加することで子どもの興味関心を引き出すことができるのでおすすめです。
ぜひやってみてくださいね!