ドイツ留学の持ち物|現地で買えない忘れがちなもの

ドイツ生活

ドイツに留学や駐在などで長期滞在を控え、準備を始めたあなた。
持っていきたいものが沢山ある事でしょう。

荷物になるからドイツでも買えるものはなるべく現地で買うようにしよう、とか、これは持って行かなくてもどうせその辺に売ってるでしょ、と思って、持ち物リストから除外しているものもあるのではないでしょうか。

本当に大丈夫?

日本ではどこでも買える物がドイツでは買えない場合もあります。

今回は、留学や長期滞在者向けに、ドイツに実は売っていない、やっぱり持っていけばよかったと思う持ち物を厳選しました。

替えの歯ブラシ

1週間程度の滞在であれば持って行った歯ブラシ1本でなんとかやっていけますが、留学など長期滞在の場合は日本から十分な数だけ持って行った方がいいです!

これは女性や小柄な人は特に注意です。

歯ブラシなんてどこの国にも売ってるでしょう?と思って持って行かないのは大間違い。

なぜって…。ドイツの歯ブラシはびっくりするくらいヘッドが大きいからです。馬の歯でも磨くのかと思うくらい大きい歯ブラシで、奥歯の奥に届きようもありません。

ドイツの歯ブラシはでかい!

これが普段夫が使っているドイツの歯ブラシと私が日本から送ってもらったオーラ2の歯ブラシを比べたものです。全然違うでしょう?これで磨いたら顎が外れそう。

子ども用の歯ブラシはドイツのものでもヘッドが小さいので試しましたが、乳歯用なので柔らかすぎるのと、また柄も短かくて磨きにくく私には使えませんでした。

ドイツに住んで長い私ですが、いまだに日本のものを使っています。日本に一時帰国した際も大量に買ってきています。
滞在が長期にわたる方は持ち物リストに必須!何本か買って持っていくといいでしょう。

耳かき

耳かきは日本なら必需品、だけどドイツには売っていません。言われればそうだろうな、と思うでしょうが、意外に持っていくのを忘れる場合が多いです。

ドイツでは耳掃除はたいてい綿棒でするようです。いつも綿棒で耳掃除をしている人は良いのですが、綿棒だと汚れを押し込んでいる気がして、耳かきで掃除しないとスッキリしないという人も多いのではないでしょうか。あと気持ちよさが断然違いますよね。

私は断然耳かき派なので日本から数本持っていきました。

実はこれはお土産にも喜ばれるんですよ。私のドイツ人の友人はもらってからというもの、気持ちよくて癖になってしまった、と言っていました。

目薬

ドイツでは、日常的に目薬を使うことがありません。目薬は目になんらかの異常がある場合に使うもので、目を潤すために使うという概念がありません。ですので、コンタクト用の目薬も見たことがありません。

特にコンタクトで目薬を使う方は多めに持っていきましょう。

化粧水

ドイツに着いたらドイツ製のBIOの化粧水を買って使ってみたいから、日本からはあまり持って行かなくて大丈夫。と考えているあなた。ドイツには日本のような化粧水が存在しないのをご存知ですか?

日本で流通している、透明でシャバシャバしている潤いを与えるための化粧水はドイツでは普通のドラッグストアには売っていません。

Gesichtwasser(顔用の水)というものは、化粧落としなどの後にふき取るために使われるもので、アルコール分が含まれているものが多く、潤い成分配合と書かれていても、用途が保湿ではないので、ほとんど潤いません。私はドイツに来た当初、これが化粧水だと思って使ってみたのですが、全然潤わなくて、なんだこりゃ、と思ったのを覚えています。

Lotion(ローション)というものも売っているのですが、これはどちらかといえば日本の乳液のようなものです。乳白色でトロリとしていて、油分も含まれているものです。クリームに近いものもあります。ドイツではこの乳液みたいなLotionを入浴後、全身の保湿として使っています。

ドイツでは日本のように、まずは化粧水で水分を与えて、乳液でしっかり潤いを閉じ込める、という習慣がないため、顔でも洗顔後に直接フェイスクリームや乳液風の”Lotion”を使っているそうです。

キャッチャー付き爪切り

ドイツにももちろん爪切りはあります。でも日本のようにキャッチャーがついているものは一般的ではありません。爪を切ってピンピンどこかに飛んで行ってしまうのを防ぐキャッチャー付きの爪切り、便利ですよね。

私はドイツに持って行ったのですが、その存在を知らない夫はびっくりして、これはいいね!と感動していました。郵便局でもらった宣伝付きのものなんですが、いまだに重宝しています。

頻繁に使うものなので持っていくのを忘れずに。(危険物とみなされますので機内持ち込みの荷物に入れずに、預けるスーツケースの中へ)

キャッチャー付き爪切りってこんなやつ↑のことです。

予備のプラグ変換アダプタ

プラグの変換用のアダプタは誰でも1つは持っていくと思います。しかし留学など長期滞在となると、ドイツ国内を旅行をする機会も多く、うっかりホテルに忘れてきてしまった、という話もよく聞きます。コンセントに差しっぱなしにして忘れる事が多いんですよね。

これ、特に日本で買った携帯を使っている人などは、失くしてしまうと本当に詰みます。日本から送ってもらうにしても届くまで待てません。

ドイツで売っている変換プラグは、ドイツのプラグから他国のプラグへ変換する物がほとんどです。日本から他国への変換プラグはほぼ売っていませんので、留学時や長期滞在時には持ち物として予備を持ってくるようにしましょう。小さいですし邪魔にはならないと思います。

ヒートテック的な保温下着

ベルリンやデュッセルドルフなどでは日本企業のユニクロも進出しているのですが、店舗数が少なく、多くの街にはまだありません。

ドイツには保温用下着は通常のアパレルショップにはまずおいていません。買おうと思えば、スキー、登山用品を扱うスポーツ店に売っているのですが、本気モードのしっかりした分厚くて高価なものが多く、気軽に毎日着られるようなものは売っていません。

ドイツの冬は特に寒いので、冬にドイツに来る場合や、長期滞在の方は多めに持ってくるのを忘れずに。

漢方薬

薬を服用したいとき、海外のものだと強すぎるんじゃないかと心配しますよね。漢方薬のような自然由来があると安心じゃないかと思います。

ドイツでも漢方薬に注目が集まっているとはいえ、まだまだドラッグストアなどで買えるほど一般的ではありません。

葛根湯、漢方の胃腸薬など、日本では簡単に手に入るものでもドイツではなかなか買えませんので、持っていきましょう。

細長いフェイスタオル

日本でよく洗面所の手拭きとして使用しているタオル。縦に細長い、最も一般的なサイズのタオル。どの国にも売っていると思いますよね?

でもあのサイズのタオル、実はドイツには売っていないのです。ドイツのフェイスタオルは一回り大きく、幅が日本の約1.5倍くらいあります。

これがなかなか使いにくいのです。

とにかくかさばる。収納場所も取るし、洗濯物のかさも増える。干す時の場所もとる。

幅が大きいため縦半分に折って洗面台のタオルハンガーにかけるのですが、折っている分、厚くてすぐに乾きません。衛生的にもすぐ乾いてほしいですよね。

フェイスタオルは頻繁に使うため、手軽に洗えてすぐ乾く日本のものが断然いいと思います。

体格の小さい人はサイズの合ったもの

ドイツでは日本に比べて体格の大きい人が多く、小さいサイズが売っていません。Sサイズとして売られていても、日本ではMサイズくらいのものが多いです。

あなたの服が普通サイズの場合は、現地で買えるので洋服はなるべく持ってこないようにしましょう。ただし、小さいサイズの場合は洋服や下着を日本から持って行った方がよいでしょう。

留学時の持ち物としてよく忘れがちなのが水着です涼しい時期に出発する場合は、泳ぐ事など思いつかないかもしれません。ドイツでは夏は湖やプールで泳ぐ機会が多く、一緒に行こうと誘われることも多いと思います。
洋服なら多少ぶかぶかでもどうにかなりますが、特に水着はサイズが合ったものでなければどうしようもありませんので、持っていきましょう。

ちなみに私は小柄なのですが、こちらではよく子ども服を買っています。試着するときかなり恥ずかしいです。日本からもっと持っていけばよかったと深く後悔しています。

小さい足、幅広の足の人は靴を持っていきましょう

ドイツの靴はサイズ展開が大抵36からとなっています(女性の場合)。36は日本のサイズで23センチくらいです。23センチ未満の小さい足の人は日本から靴を持っていきましょう。

パーティ用の靴は荷物になるから現地で買おう、なんて思っていると結局サイズがなくて、履いていったスニーカー+ドレスでパーティに出る事になっちゃいますよ。

私のサイズは22.5センチ。ドイツでそのサイズはほとんど見つかりません。
ドイツでは仕方なく、子供向けの靴を履いていますが、なるべく子どもっぽく見えないものを選ぼうとしても、やっぱり気に入らないものが多いです。ですので素敵な靴やヒールがある靴はあきらめています。

あと、日本人に多い、幅の広い足。日本ではパンプスやサンダルなどオシャレな靴でも割と横幅が広く作ってあるのですが、ドイツのものだと長さのサイズはあっていても、横幅がきついという事が多いです。スニーカーやウォーキングシューズならまだ合うものが見つかりますが、オシャレな靴は足に合わないかもしれません。幅広の足の人は日本から持っていきましょう。

アプリケーター付きのタンポン

ドイツの生理用品は普通に使えると思っています。粗悪なものが少なく、ナプキンもおりものシートも問題なく使えています。

しかしタンポンに関しては、フィンガータイプのものが主流で、アプリケーター付きの物を見たことがありません。フィンガータイプというのは、アプリケーター(プラスチックの筒)に入っていなく、吸収体そのものを直接指で押し込んで入れるタイプのものです。

慣れてしまえば楽なのですが、日本でアプリケーター付きしか使用していない人にはかなり抵抗があるかもしれません。

計量用スプーン、小さい計量カップ

長期滞在となるとお料理をする機会が多くなるかと思います。そこで必要になってくるのが、大さじ、小さじなどの計量用スプーン。

なんとドイツでは計量用のスプーンが売っていません。ドイツ人はどうしているのかというと、本物のスプーンで計量しているのです。大さじはカレーなどを食べる大きいスプーン、小さじはコーヒーや紅茶をかき混ぜるスプーンです。

とはいえスプーンによって微妙に大きさが違うので、きちんとレシピ通りに作りたい人にとっては大変抵抗があるかと思います。

計量カップについては600ml~1000mlの大きいものは売っていますが、200mlなどの小さいサイズは見かけません。大きい計量カップで少量は計りにくいし誤差が生じますのでこちらも持ってきておくとよいでしょう。

ポケットティッシュ

ドイツにもポケットティッシュはあるのですが、とっても分厚くてまるでキッチンペーパーで鼻をかんでいるみたいになるんですよね。というか、あれキッチンペーパー畳んで袋に入れただけやろ。って思います。分厚いから一袋に5枚くらいしか入っていないし…。

日本の薄手のポケットティッシュ、ましてはローションティッシュなんてものはありませんから日本から多めに持っていきましょう。バラバラにしてスーツケースや荷物の隙間に詰め込むとかなり入りますよ

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