え!花の蜜じゃないの?Waldhonig(甘露蜜/フォレストハニー)とは

ドイツ生活

ドイツでは特別な店に行かなくても、スーパーの蜂蜜コーナーには沢山の種類の蜂蜜が置いてあります。いろんな種類の花、いろんな地域から採れた蜂蜜、どれにしようかなと迷っちゃいますよね。

その中で普通の蜂蜜より色が濃いWaldhonig(ヴァルトホーニヒ)というものがあります。

Waldhonigは日本語で甘露蜜、英語でhoneydew honey(ハニーデューハニー)、またはForest honey(フォレストハニー)と呼ばれています。

”Wald”とはドイツ語で森、”honig”とはドイツ語で蜂蜜という意味ですから、蜂が森に咲く花の蜜を集めたものかと思うでしょう?でも、実は違うんです!

そのWaldhonig、一体何からとれた蜜なのでしょうか?普通の蜂蜜とはどう違うのでしょうか。実は驚くべき森の恵みだったのです!

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Waldhonigの蜜の元は樹液を吸うアブラムシやカメムシなどの分泌液

Waldhonigは、昆虫のお尻から出る甘い分泌液を、蜂が集めて巣に持ち帰り蜂蜜にしたものです。
主に森の針葉樹の樹液を吸い、アブラムシやカイガラムシ、カメムシなどに属する昆虫です。

昆虫って聞いてびっくりしましたか?私も正直びっくりしました!でもよく考えればミツバチだってそもそも昆虫だしね。

そういえば小学校の理科の授業で、蟻はアブラムシのお尻から出る蜜をもらうという話を聞いた事があります。蟻だけじゃなくて、ミツバチも虫から蜜をもらっているんですね。


色はミネラル豊富なため濃く褐色で結晶化しにくく、昆虫→ミツバチと2回虫の体を通ることから、酵素が多く抗酸化作用や抗菌力も高く、体にもいいそうです。

Waldhonigは高級蜂蜜とされ、蜂蜜売り場でも他の蜂蜜より値段が高めな事が多いようです。特にモミの木由来のWaldhonigは”Tannenhonig”(タンネンホーニヒ)ともよばれ、最高級の蜂蜜とされて重宝されています。その最高級とされるタンネンホーニヒの産地で有名なのは、”黒い森”として知られているSchwarzwald(シュヴァルツヴァルト)やBayerischer Wald(バイエリッシャ-・ヴァルト)など、ドイツ南部にある森林地帯です。

ドイツの蜂蜜売り場
ドイツの蜂蜜売り場

Waldhonig/甘露蜜と普通の蜂蜜の違い

昆虫由来のWaldhonig/甘露蜜と花の蜜由来のいわゆる普通の蜂蜜とはどう違うのでしょう?

まず見た目です。Waldhonigの方が明らかに色が濃く、黒に近い褐色です。

トロトロとした液状で結晶しておらず、チューブタイプで売られている事もあります。寒くなっても固くならないため、塗りやすくヨーグルトや飲み物にも溶けやすく使いやすいです。

さて、気になるお味ですが、通常の蜂蜜にくらべてコクがあり香ばしいカラメルのような風味がします。樹液の香りと言われればそんな感じもします。私に言わせれば蜂蜜に黒糖をまぜたような味かな?だからと言って普通の蜂蜜と全然違う味というわけではなく、通常の蜂蜜と同じようにヨーグルトやパンなどにかけて美味しくいただけますよ。

Waldhonigの正体は、森の木と小さな昆虫達、そして蜜蜂が協力して作り上げた森の恵みでした!
日本ではあまり出回っていないWaldhonig、ドイツに来た時にはぜひ食べてみてください。またお土産にしてみてはいかがでしょうか?

※通常の蜂蜜と同様、1歳未満のお子様には与えないでください。

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