ドイツのハート型のパイSchweinsohr(豚の耳)というお菓子

Schweinsohr ドイツ生活
Photo by Markbenecke

ドイツのパン屋さんに行くと、パンのほかにも沢山の焼き菓子が売っています。その中でも定番のハート形のパイ生地でできたお菓子、Schweinsohrをご紹介しますね。

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まるで「源氏パイ」!パン屋で買える定番お菓子Schweinsohr

ドイツのパン屋に行くと、沢山のパンと共に、焼き菓子やケーキなども売られていて、座席とテーブルのあるお店ではその場で食べる事もできます。コーヒーも買える事が多いのでちょっとしたコーヒータイムに利用する人も多いです。

焼き菓子の中でもSchweinsohrは割とどこのパン屋でも売られている定番のお菓子です。パイ生地でできていて形がハート型で可愛く、日本の「源氏パイ」にとっても似ています。

Schweinsohrはドイツ語で「豚の耳」という意味

その形からSchweinsohr(シュヴァンスオアー)とかSchweineohr(シュヴァイネオアー)、Schweineöhrchen(シュヴァイネオアヒェン)などと呼ばれ、いずれもドイツ語で「豚の耳」という意味。まずハートが思い浮かぶはずなのに、ハートと呼ばずに「豚の耳」と表現するのがドイツっぽくて面白いですよね。
誰が最初にそう呼んだのかは分かっていないということですが、ドイツでは豚は幸運のシンボルでもあるので、形も似てるしそう呼ばれているのかもしれません。
Schweinsohrはフランスが起源のお菓子。フランスではPalmier(パルミエ)と呼ばれています。

一つの耳の形なのか、顔に耳が二つある状態なのか、どちらなんでしょう。どちらにしても想像するとなんだか可愛いですね!

「豚の耳」といえば日本ではミミガーみたいな本物の豚の耳。居酒屋で食べるとお酒のつまみになって美味しいアレです。だけれど、ドイツではパイ生地を使った可愛らしいお菓子なのです。本物の豚の耳は材料に使われていません。

小さいものから大きいもの、チョコがかかっているものなど様々

こんなに大きいSchweinsohrもあるよ

Schweinsohrには手のひらに乗る小さい「源氏パイ」くらいのものから、人の顔くらいの大きさがある巨大なものまで様々です。

また、チョコのかかっていないプレーンタイプや、端っこにチョコのかかったもの、シュガーグレイズされているものなどがあります。

上の写真の巨大なものは、Dreißigというパン屋チェーンで買ったもの。Dreißigはベルリンやドレスデンなどドイツの東側によくみられるチェーン店なので、でっかいのを食べたい人はここに行ってみて!このページ↓からDreißigの店舗が検索できるよ。

StoreLocator
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袋詰めされてスーパーなどに売られているものは日持ちもして、お土産などにおすすめです。でもドイツにいる間はぜひパン屋で売られているフレッシュなものを食べて欲しいな!

パン屋で売られているSchweinsohrの味はウナギパイとか源氏パイをもっとふんわり柔らかくした感じ。バターの風味あふれる素朴で優しい味で、歯ざわりが軽く、コーヒーなどによく合います。

私は、主にコーヒータイムに食べます。ケーキを食べるほどお腹すいてない、クッキーよりもっと軽めなものが欲しい、という時にちょうどいいですよ。

食べる時はカスに注意

でも食べるときに注意!袋詰めされてスーパーに売られているものはそうでもないのですが、パン屋で買った大きいものは特にもろくて、それはそれはボロボロとカスが落ちます。無意識に食べていたら気づくと服がカスだらけ、なんて事も。セーターなんか着てたら目に詰まって大変な事になります。

どんなに上手に食べてもカスを落とさずに食べるのは無理なので、大き目のお皿の上で少し前かがみになってお皿の上にカスが落ちるようにして食べるか、皿の上で手で割ってから食べるといいですよ。外ではパン屋で買った袋から全部出さず、ちょっとだけ出して袋の中にカスが落ちるようにして食べる人も多いです。

ドイツに来た時には、ぜひ食べてみてくださいね~!

なんか日本の源氏パイもSchweinsohr同様、フランス生まれのPalmier(パルミエ)を意識したものだそうです。

In Japan since 1965, available as a popular snack, they have been known as Genji Pie.
(日本では人気のあるスナック「源氏パイ」として1965年から売られています)

出典:Wikipedia
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