地元内で中古品が直接受け渡しで買えるフリマサイトeBay Kleinanzeigen
ドイツに来て新生活を始めたり子供が生まれたりして、新しいものがどんどん必要となった時、その都度新しいものを購入していてはいくらお金があっても足りません。
そんな時は中古品を利用すると大変節約になるのですが、リサイクルショップでも欲しいものが見つからない事って多いですよね。
そんな時、ネット上で中古品を探せるフリマサイトがあったらなぁ、と思う方も多いのではないのでしょうか?
今回はドイツで地元内で中古品売買ができるフリマサイト、eBay Kleinanzeigen(イーベイ クラインアンツァイゲン)の使い方を画像とやり取りの例付きで分かりやすく説明しますね。
eBay Kleinanzeigenの良いところは、まず、中古品の売買がご近所内でできる事です。
ほとんどの場合、直接出品者に会って手渡しで受け取る形になっていて、送料のかからないものとなっています。(商品によっては送ってもらえる場合もあります。)
また、利用者が多い事から幅広いジャンルの物が揃っており、出品数が豊富なので、ご近所内で欲しい物がすぐに見つかるも魅力です。
日本に”ジモティー”という「地元で売ります・買います」サイトがありますが、eBay Kleinanzeigenはそれととても似ています。
eBay Kleinanzeigenの使い方
商品を検索する
ひとまず、住んでいる地域でどんな中古品があるのか見てみましょう。
こちらのリンクがeBay Kleinanzeigenです。
https://www.ebay-kleinanzeigen.de/
- まず「Was sucht du ?」と書いてあるボックスに、欲しいものをドイツ語で入力します。
今回は例として「Tisch」と入れてみましょうか。Tischとはドイツ語でテーブルの事です。 - そしてさらに隣の「PLZ oder Ort」 と書かれたボックスに、郵便番号か地域名を入力します。
例としてBerlinといれてみましょうか。そうすると、さらに細かい地域のリストが表示されて、絞り込む事もできます。 - そしてfinden ボタンを押すと、検索結果か表示されます。
思ったより沢山の中古品が表示されたのではないでしょうか?
この商品リストなんですが、企業の広告がさりげなく入っているので注意が必要です。”Anzeige”と表示されているものが広告で、それをクリックすると企業のネットショップに飛び、普通にネットで買うのと変わりません。
リスト上で価格とおおまかな受け渡し場所が確認できるかと思います。商品をクリックするとさらに詳細が表示されます。
価格に”VB”と表示されているものはVerhandlungsbasisの略で、交渉次第で価格が決まります。
また、”Versand möglich”と表示されているものは、発送可能という意味です。
会員登録をする(無料)
さて、取引をするには会員登録をする必要があります。会員登録は無料になっています。
サイトのヘッダー部分に、Registrierenのリンクがあるので、そこをクリックします。
登録に必要なのは、e-mailとパスワードのみ。パスワードは確認のため2回入力します。
ich bin kein Roboter は「私はロボットではありません」という意味で、ここは必ずチェックして、reCAPCHAの質問に答えます。
その下の、Ja, zu regelmäßigen Mails von uns mit Produktinfos, Tipps, Aktionen のチェックボックスは、サイトからお得な情報のメールを受け取るかどうか。不要であればそのままチェックをしないでおきます。
さて、これで会員登録が完了しました。次回からはヘッダー部分の Einloggen と書かれたボタンからログインできます。
ログイン状態だと、出品主とコンタクトができるようになります。
出品者とメッセージ機能で連絡を取る
まずはログインした状態で買いたい商品の詳細画面を表示します。
”Nachricht schreiben”と書かれた吹き出しのアイコンがついた緑のボタンを押すと出品者にその商品に対してのメッセージが送れます。
このサイトには「購入する」などのボタンはなく、メッセージのやり取りで取引を行います。
買いたい場合はその旨の意思表示、質問がある場合は質問を入力してボタンを押します。
電話番号の欄は入力する必要はありません。
基本的にドイツ語でのやりとりとなります。
英語で書いても出品者によってはOKな場合も多いですが、返信が来ない場合もありますのでそこは自己責任で…。
出品者から返信があると、システムから登録Eメール宛てにお知らせが来るので、ログインした状態でMeins(マイページ)の”Nachrichten”から確認します。
ここからさらにメッセージでやりとりをします。
出品者から受け渡し場所の詳細を教えてもらったり、受け取り時間などを決定します。受け渡し場所は基本的に出品者の自宅です。
※質問だけの場合はまだ買う意思がないとみなされますので、買うと決めた場合はきちんとその意思表示をします。
下の例は実際に私が商品を購入した際に交わしたメッセージ(全文)です。質問などがない場合はいつも大体この位です。
参考にしてみてくださいね!
商品を手わたしで受け取り、その場で現金で支払います
約束の時間に引き渡し場所に行き、その場で出品者に直接現金を支払い、商品を受け取ります。
相手に小銭の持ち合わせがないかもしれませんので、なるべくお釣りがでないように支払うとよいでしょう。
まれに約束の時間になってもまだ出品者が帰宅していなかったり、ちょっとそこまで買い物に行っている場合、少し遅れる旨の連絡が入る場合があります。
また、こちらも道に迷うかもしれません。
ですので、受け渡し場所に行く際は出品者といつでも連絡がとれるようにスマホでeBay Kleinanzeigenにログインしておくのを強くおすすめします。
(eBay Kleinanzeigenのスマホアプリが便利です)
eBay Kleinanzeigenなら交渉可能!
前述したとおり、価格にVBと表示されている商品は、交渉で価格を決めていきます。
120€ VBとしている場合は、一応120€に設定しているけど交渉次第で下げてもいいよ、といった感じです。ただし、複数の人が欲しい場合、価格の高く提示した人に売られる事もあります。
私が出品した時の体験談ですが、2ユーロで設定していた商品に対して、ジャム1瓶と交換でいいか、との問い合わせがあり、OKした事があります。
また、写真だけでは細かいところが分からないような場合は、商品を実際見てから購入するか決めたいといった相談もしてみるといいかもしれません。
購入に関してシステムでガチガチに管理していない分、そんな柔軟な取引ができるのも魅力ですね。
利用に関する注意点
eBay Kleinanzeigenは個人間で直接取引を行うため、使用するにあたり注意する点があります。
詐欺被害に合わない為に
取引に際してはシステムは関与せず、全てメッセージ上でやりとりし、自己責任で行います。お金を先に振り込んでくださいと言われて振り込んだが、受け渡しの場所が架空で存在せず、その後出品者のアカウントが消されていた、なんて事もあるかもしれません。
できるだけ受け渡しと同時の現金支払いにしたいところですが、遠方にあって取りに行けない場合は送ってもらう事もあるかもしれません。その場合は先払いが基本ですので、出品者の情報を見て、取引履歴はあるか、評価は良いかなどを確認するようにします。商品が高額な場合は送ってもらう事を避けましょう。
写真をよく見て、書かれている内容を注意深く読む
中古品の特性上、汚れていたり、傷があったりする場合もあります。なるべく写真が沢山掲載されている商品を選ぶようにして、隅々までよく確認しましょう。
また、壊れていても修理して使うという需要もあることから、ジャンクである場合もあります。故障しているけれど、こことそこを修理すれば使える、とか、この部分が機能しません、など記載されている場合もあるので、確認しましょう。
受け渡しの際、商品の状態を確認
多少の汚れは中古品に関しては仕方のない事ですが、電化製品を買ったのに電源が入らない、おもちゃが動かない、など、商品の状態が劣悪な物を買ってしまうのを避けるために、その場で電源を入れさせてもらうなどして確認しましょう。
今回はドイツでネットで地域の中古品が探せるフリマサイト、eBay Kleinanzeigenの購入編をご紹介しました。
出品の仕方は別の記事でご紹介していますので、中古品を売りたいな、と思った方はこちらも参考にしてみてください!