ドイツでは数字の書き方が日本とは少し違う事をご存知ですか?
日本での書き方をしていると読み間違えをされてしまう事もあります。
手書きの申し込み用紙の記入時や、手紙やはがきをドイツに送る時、住所に含まれる数字をきちんと判別してもらうために、ドイツ人が簡単に読めるような書き方をするのが大切です。
手書きの数字は、特に1と7が違う
まず、日本でよく見る手書きの数字はこちら↑です。「1」はまっすぐの棒、そして「7」はカタカナの「ク」のような形をしています。まれに※2のように、「7」の一筆目のヒゲを書かない人もいます。
そしてこちら↑がドイツ人の書いた数字です。複数の人に書いてもらった方がより分かりやすいかと思って、ドイツ人である私の夫と、その友人に協力してもらいました。
明らかに1と7が日本と違うのが分かりますか?
手書きの「1」
ドイツの1は書き始めの部分が長く山のような形になっています。日本人の手書きのように棒だけで書いてしまうとアルファベットの I か l (Lの小文字)に間違えられてしまうこともあります。
とはいえ「1」は、ここまで大げさな山形に書くのが抵抗があるし、日本人には逆に7に見えてしまうので、私は下の画像のように書き始めの部分をかなり短めにして書いています。これでもOKだそうです。
手書きの「7」
そして「7」は真ん中にチョンっと横線が入っています。カタカナの「ヌ」に似ていますね。
特に「7」は横線がないと間違えられやすいようです。日本の書き方※1で「7」を書くと、なぜか4か9と思われる事が多いです。また日本の書き方※2のように「7」を書くと、今度は1に間違えられてしまう事があります。
ドイツでは横棒を忘れずに。
ドイツの数字の桁区切りと小数点は、日本と逆
少数点はピリオド「 . 」、桁区切りはコンマ「 , 」が全世界共通だとウン十年信じていた私。実はドイツでは違うと知ってビックリ!
ドイツでは逆なのです。少数点はコンマ「 , 」、桁区切りはピリオド「 . 」となります。こちらは手書きだけではなくパソコンなどでの入力も同様です。
10,5 …… 10点5(小数点つき)
10.000 …… 一万
うわー!見慣れないとなんだか変な感じ。ややこしいですね!
最後に
私は語学学校に通っていた時、申し込み用紙に記入する際に日本での書き方をしてしまったため、電話番号を間違えて登録されてしまった事があります。そのため、授業が急にキャンセルになった時に私だけ連絡がこなかったという経験があります。後で問い合わせたら、7と書いたつもりが4と間違って登録されていました。
そうならない為にもドイツ人の書く手書き数字を知っておくとトラブルを防ぐことができます。